アステカ長方形グラフ(Aztec rectangle)に最近接の白頂点同士を結ぶ辺(extra edges)を加えたグラフの完全マッチングを数えよという問題がProppにより提示されて10年が経過した。この間、平面2部グラフのマッチングの理論はダイマー模型として急速に進展したが、今のところ、この問題は解決されていない。講演ではこの問題に関連するいくつかの計算結果を紹介する。