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デザイン定規で描画する際に必要なデータをまずそろえます。
実際に描いた手順をよく思い浮かべれば良いでしょう。
- 大円の中心。これは原点とします。
- 大円の半径。これは基準の長さ
とするのが便利でしょう。
- 小円の半径。
とします。
- 小円の「鉛筆をいれる穴」の位置。これは小円の中心から
離れている
としましょう。もちろん
です。
製図するときに必要なデータ。
- 図の
。これは基本になるパラメータです。
- 図の
。これは
から求まるはずの数です。
では
をどうやって求めれば良いでしょうか。
そのためには、「滑べらずに動かす」ということを表現することになります。
結果だけ書くと、
(小円の弧 $AB$ の長さ)
(大円の弧 $A_0 B$ の長さ) = $t$
さて、
ですから
の座標は
となります。これが内トロコイドのパラメータ表示です。
つぎの話題に移る前に、
この表示のうち、どの変数が動いて、どの変数が固定されているか
しっかり確認してください。
2008-07-28