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微分積分学概論AI試験問題
問題 15.1
にたいして、
極限
を.考えたい。
の値を求めなさい。(答のみでよい。)
を満たす定数
を求めなさい。
- 適当な正の数
をとると、
は
の範囲で有界であることを示しなさい。
(分かりにくい場合には、
「
ならば
であることを示しなさい。」
という風に読みかえて解いても良い。)
- 正の実数
に対して、
を満たす実数
を一つ求めなさい。
(本小問では理由をきちんと書くことがが大事である。)
結果については理学部二号棟6F 数学掲示板で行なう。採点等の処理は3日から一週間程度
かかる予定。掲示までは
成績についての質問には一切応じられない。
試験解答:
(1)
.
(2)
すなわち、
である。
(3)
まず分母の見積もりをしよう。
実数
にたいして、その整数部分
のことを
と書くと、
のとき
に注意すると、
のとき、
がなりたつことが分かる。
そこで、同じ範囲、すなわち
で
であることがわかる。すなわち

で
は
有界である。
(4)
とおくとよい。実際、任意の
にたいして、
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(三角不等式) |
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((3)による) |
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(再び(3)による) |
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2009-07-29