今日のテーマ:
環
と有限群
が与えられているとき、
群環
が定義されることはすでに定義3.4 で示した。
実は、
は
自体の上に表現できる。
このことを、とくに
が体
のときに詳しく見てみることにする。
上の
の
-次元表現
が決まると、
の
への作用が命題3.6 のように定まって、
は
-加群の構造を持つ。逆に、
-上有限次元の
-加群
が与えられれば、(すなわち、
-ベクトル空間
上に
の作用が定まっていれば、)
その基底を固定することにより、
の表現が定まることが
容易に分かる。
行列を書くよりもその方が簡明であることが多いので、
以下では多くの場合
の作用でもって表現を定義する。
の正則表現で、