計算機数学 No.15

第15回目の主題 : \fbox{LaTeX マクロ}

マクロを用いた文章例を作り、 その TeX ソースをverbatim で交えながら、処理結果とともに載せた pdf ファイルを 提出せよ。マクロは「引数なし」と「引数つき」の2パターンを作り、 その両方を用いること。

  • メールの件名は「計算機数学レポート No.15」.
  • 提出は pdf ファイル。
  • 不明な点、うまくいかない点がある場合には、 該当のファイルも添付していただけるとありがたいです。


latex で、おなじことを何度もタイプする代わりに、 マクロを用いることができる。No.8 で使ったhead.tex も 半分は実はマクロを集めたものであった。

◎ 引数なしのマクロ \newcommand{\なにがし}{定義内容}

\なにがし とTeX ファイルに書くだけで定義内容を書くのと同じ意味を持つ。

ソース: verbatim を用いて表示:

\newcommand{\XYZ}{\mathbb X \mathbb X \mathbb X}
$\XYZ$ を $\XYZ$ と書いて何が悪いか?
第一これは放送禁止用語などではない。$\XYZ.$ $\XYZ$。
あー $\XYZ$ これだけ書けばスッキリした。うん。$\XYZ$.

結果: うえと同じものを verbatim の外にコピペ:

$ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}$ $ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}$ と書いて何が悪いか? 第一これは放送禁止用語などではない。 $ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}.$ $ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}$。 あー $ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}$ これだけ書けばスッキリした。うん。 $ \mathbb{X} \mathbb{X} \mathbb{X}$.

◎ 引数つきのマクロ: \newcommand{\命令の名前}[引数の個数]{定義内容}

ソース:

\newcommand{\deriv}[2]{{\frac{\partial #1}{\partial #2}}}
$y$ を $x$ で偏微分したのは...$\deriv{y}{x}$ と書くんだろうね。
じゃあ $\deriv{y^2}{x}$ はどういう意味だろう。

結果:

$ y$$ x$ で偏微分したのは... $ {\frac{\partial y}{\partial x}}$ と書くんだろうね。 じゃあ $ {\frac{\partial y^2}{\partial x}}$ はどういう意味だろう。