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プログラム

単に「hello」と表示するための簡単なプログラムを作ってみる.

新たなプログラムを作るときには,まず

     new
と打つ.既にプログラムがメモリに記憶されている場合には,これによって 古いプログラムがメモリから消去される.

プログラムを書くには,行番号に続けて命令を書けばよい.

     10 print "hello"
     20 end
これはたった2行のプログラムだ. なお,各行を書いたら (または書き直したら) 必ずその行の上にカーソルが ある状態で [リターン] すること; [リターン] して初めてメモリにその行 の内容が記憶される. プログラムを実行させるには
     run
と打つ.UBASIC の処理系がプログラムを行番号順に実行していき,そして終 了する.

プログラムを書くときの行の順番はどうでもよい (例えば,まず 20行目を書 いて次に10行目を書いてもよい;以下,行番号10の行のことを単に10行目の行 と呼ぶことにする). run するときには UBASIC が行番号に実行してくれる. またプログラムには end という命令を書いた行を必ず書く習慣をつけ ること; UBASIC は命令 end に出会うとそこで処理を終了する.

現在メモリに記憶されているプログラムの内容を画面に表示させるには

     list
と打つ. 長いプログラムの場合には
     list 100-200   (100行目〜200行目を表示)
     list -100      (100行目までを表示)
     list 100-      (100行目以降を表示)
     list 120       (120行目を表示)
などもよく使う.

プログラムに修正はつきものだ. 修正するには list で表示させてから,修正したい箇所までカーソルを 移動して上書きすればよい.修正後は忘れずに修正した行の上で [リターン] する.なお「挿入モード」にするには [Ins] (または [挿入]) キーを押す. もう一度このキーを押すと「上書きモード」に戻る. また1行を丸ごと消去したいときには

     20
のように行番号だけ書いて [リターン] する.

作ったプログラムをファイルに保存するには asave "ファイル名" と打 つ.

     asave "hello"
これで hello.ub という名前のファイルにプログラムが保存される.

逆に (以前に作った) ファイルに保存してあるプログラムをメモリに読みこむ には load "ファイル名" と打つ.

     new            (まずメモリをクリアしておく方が安全)
     load "hello"
だからプログラムを UBASIC の中で作らないで,DOS のエディタでファイルに 作っておいて それを UBASIC の中で load して走らせる (実行させる) こと もできるのだ.長いプログラムを作るときなどは,そうすることが多い.



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