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配列

多量のデータを処理する場合,ベクトルや行列に関する演算を行なう場合など, 配列変数を用いると便利なことが多い.

下の例は,まずデータの個数を入力させて,次にデータを1個1個入力させて, 最後に入力したデータを画面に表示するプログラムである.

     10 dim a(100)                 :'配列の使用を宣言する
     20 input "total=";m
     30 for n= 1 to m
     40   input a(n-1)
     50 next
     60 for n=1 to m
     70   print a(n-1);
     80 next
1行目のdim a(100)で「aという名前の配列を用いる.その添字 の上限は100とする(添字は0から始まる.今の例では0,1,2,$\ldots$,100まで 使える)」という宣言をしている.この宣言文は必ずプログラムの冒頭に書く ようにしよう.あとはa(0),a(1),a(2)などを普通の変数と同様に用いる ことができる.

この例は全くアホらしいが,少し改造すればデータの平均値や分散を計算する プログラムにすることも可能だ.

なお,2次元,3次元の配列も可能だ.

     dim mat(10,10)    とか    dim b(5,5,5)
のように宣言してから使えばよい.行列の計算をするときなど,2次元の配列 を利用したくなるであろう.

関数定義,サブルーチンの中でも,このdimで始まる宣言文を書くこと ができる.このとき,その配列は local 変数になる.



 

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