Last Update: 1997.12.22.
京都大学数理解析研究所の１９９７年度の共同事業の一つとして上記標題の 共同研究集会が
本研究集会では複素力学系に限らず、区間力学系、フラクタル幾何等幅広く話題を集め 多くの研究者の交流の場となりました。外国からの参加者としても Manfred Denker（Univ. Goettingen）氏と Dierk Schleicher（Univ. Muenchen）氏に 講演をしていただくことができました。 両氏の参加には佐藤 坦（九大）、 中根 静男（東京工芸大）、由利 美智子（札幌大）に大変お世話になりました。 この場を借りて感謝の気持ちを表わしたいと思います。ありがとうございました。
本研究集会では講演者を公募したところ、大変多くの方が応募してくださいました。 大変盛況な有意義な研究集会になりました。皆様の御協力に感謝します。
研究代表者 諸澤俊介
１０月６日(月)
９：５０−１０：２０ 諸 澤 俊 介 （高知大 理）
Decorated exponential family の Julia 集合について
１０：３０−１１：００ 角 大 輝 （京大 人間・環境）
topological pressure and conformal measure of rational semigroups
１１：１０−１２：００ 須 川 敏 幸 （京大 理）
有理函数のJulia集合の一様完全性について
１３：１０−１４：００ Manfred Denker （Univ. Goettingen）
Skew Products in \Bbb C^2
１４：１０−１５：００ 松 崎 克 彦 （お茶の水女大 理）
クライン群の幾何学的収束と極限集合のハウスドルフ次元
１５：１０−１６：００ 辻 井 正 人 （北大 理）
区分線形な単峰写像族の単調性
１６：１０−１７：００ 岩 井 慶 一 郎 （東大数理）
Rotation sets v.s. Markov Partitions
１０月７日(火)
９：５０−１０：２０ 西 沢 清 子 （城西大 理）
藤 村 雅 代 （防衛大）
Branch locus of polynomial maps
１０：３０−１１：００ 吉 田 雅 通 （阪市大 理）
位相的なJulia setのpinched circle modelについて
１１：１０−１２：００ 志 賀 啓 成 （東工大 理）
複素力学系の holomorphic family について
１３：１０−１４：００ 宍 倉 光 広 （東大 数理）
２次多項式のくりこみのあるアプリオリ評価について
１４：１０−１５：００ 渡 辺 ヒ サ 子 （お茶の水女大 理）
Layer heat potentials for a bounded cylinder with
fractal lateral boundary
１５：１０−１６：００ 内 村 桂 輔 （東海大 理）
ある非正則写像の力学系
１６：１０−１７：００ 木 坂 正 史 （大阪府大 総合科学）
Uniformization of unbounded invariant Fatou components
of transcendental entire functions
１０月８日（水）
９：５０−１０：２０ 中 村 里 美 （阪大 理）
bimodal map の kneading 列の構造
１０：３０−１１：００ 石 井 豊 （東大 数理）
{\bf C}$^{2}$ の複素力学系に関する Bedford と Smillie
の最近の仕事について(1)
１１：１０−１２：００ 石 井 豊 （東大 数理）
{\bf C}$^{2}$ の複素力学系に関する Bedford と Smillie
の最近の仕事について(2)
１３：１０−１４：００ Dierk Schleicher （Univ. Muenchen）
On the locus of crossed renormalization
１４：１０−１５：００ 中 居 功 （北大 理）
Tangential ergodicity of Non Solvable dynamics on C.0
and Topological rigidity
１５：１０−１６：００ 倉 田 雅 弘 （名工大）
力学系の極限集合として表れるフラクタル集合
１６：１０−１７：００ 市 村 圭 子（お茶の水女大 理）
伊 藤 み ち ほ（お茶の水女大 理）
Dynamics of skew tent maps
１０月９日（木）
９：５０−１０：２０ 奥 山 裕 介 （京大 理）
ブリュノー数について
１０：３０−１１：００ 中 井 武 （阪市大 理）
Quadratic correspondencesの力学系に関するS. Bullettの
仕事の解説（入門編）
１１：１０−１２：００ 石 井 豊 （東大 数理）
{\bf C}$^{2}$ の複素力学系に関する Bedford と Smillie
の最近の仕事について(3)
１３：１０−１４：００ 宇 敷 重 広 （京大 人間・環境）
エカールの再生関数と複素力学系
１４：１０−１５：００ 石 井 豊 （東大 数理）
{\bf C}$^{2}$ の複素力学系に関する Bedford と Smillie
の最近の仕事について(4)
１５：１０−１６：００ 小 森 洋 平 （阪市大 理）
Quadratic correspondencesの力学系に関するS. Bullettの
仕事の解説（応用編）
１６：１０−１７：００ 松 井 麻 依（お茶の水女大 理）
松 戸 美 江（お茶の水女大 理）
Frobenius-Perron operator に関する力学系について
以上
研究集会の記念写真が見たい方は虫を捕まえて下さい。
〒７８０
高知市曙町２ー５ー１
高知大学理学部数学教室
諸澤俊介
