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例1

実数 x と 整数 n ($\ge 0$) を与えたときに ${\displaystyle \sum_{k=0}^{n} x^k}$ の値を返す関数.
     1000 fnF(x,n)
     1010   local k,s
     1020   s=0.0
     1030   for k=0 to n       for 文 (繰り返し) は,このように
     1040     s=s+x^k          行に分けて書くのが普通だ.
     1050   next               for と next の間は何行あってもよい.
     1060 return(s)

関数名は fn で始まるようにする約束だ.返す値は return( ) の中に書く.

関数定義の中でのみ使う変数は命令 local で宣言しておく (こうして 宣言された変数を local 変数 (局所変数) という). こうすると,プログラムの他の部分で同じ名前の変数を使っていたとしても, それとこれとは別物として扱われる.

また関数定義で用いた引数の変数名と,実際に関数を呼ぶときの引数の変数名 とは同じでなくてよい (何を言ってるのかわからないだろうから,さっさと次 の例題を見よ).

非常に実用的な例題を挙げよう.



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