UBASIC では,画面を座標平面とみなして そこに点や線を描くことが簡単にで きる (これが私にとっての BASIC の最大の利用価値だ).色も使える.
最初に
screen 1
と打つ.これで 8色 (0 から 7 まで;色は数字で指定) 使える状態になる.
なお,この命令は省略しても構わないようだ.
さて画面内の座標の範囲を指定しておかないと点や線を描くにも描けない. 画面の左上 (北西) 隅の点の座標と右下 (南東) 隅の点の座標を次のように指 定する:
window (0,1)-(10,-1)
これで準備完了.
点を打つには関数 pset,
2点を線で結ぶには関数 line を用いる.
pset (5,0.2)
line (0,0)-(2,0.5)
pset (1,-0.1)
line -(1,0.3)
line -(9,-0.6)
色は pset, line の命令の末尾に ,数字 を付けて指定できる.
pset (1,0),1
line (0,0)-(5,0.7),2
line -(7,-0.3)
色の指定を省略すると直前の色が使われる.
色は 0=黒,1=青,2=赤,画面は見掛けは1つだが,実は text 画面と graphic 画面の2つから成る. 普通の命令や関数 print による表示は text 画面に書かれ, pset や line の点,線は graphic 画面に描かれる.
text 画面をクリア (消去) するには cls 1 または単に cls と 打つ.graphic 画面と text 画面の両方をクリアするには cls 3 と打 つ.
cls
cls 3
また cls 2 とすると graphic 画面だけがクリアされる.