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UBASIC では整数は最大 2600 桁まで正確に扱える.

     print 100^100
実数は長さ有限の小数部を持った数として (近似的に) 表現される. メモリは有限なので際限なく大きな小数部を持った実数など表現できないから だ.
     print 1/7
     print #pi
円周率 $\pi$ は 定数 #pi として用意されている. 実数は近似的にしか表現できない (誤差がある) ということを意識しておこう (次項で注意すべき例を挙げる). 実数であることを (UBASIC に対して) 強調して書く習慣をつけること.
     print 1.0
     print 1
同じ 1 でも実数と整数では全く違った風に扱われるのだ.

なお,あまり使わないだろうが,複素数も扱える.

     z=1+#i
     print z^2
     w=1+sqrt(3)*#i
     print w^3
     print sqrt(-1)
     print #e^(#i*#pi)
     print exp(#i*#pi/2)
虚数単位 i は 定数 #i, 自然対数の底 $e (=2.71828\ldots)$ は 定数 #e として用意されている. re(z), im(z), arg(z), abs(z) も使える.

有理数 (分数) も扱える.

     print 144//60
     print 3//10+1//10
有理数の分子,分母は関数 num, den で取りだせる. また有理数を実数 (小数) に変換するには cvr を使う.
     w=789//123
     print w
     print num(w)
     print den(w)
     print cvr(w)



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