長屋横丁の位相空間論

演題:距離空間
 「落語に出てきそうな普通のとある裏長屋.ただひとつ違うのはこの長屋の面々は位相空間論通だったのです.」 
口げんかする声が近づいてくる。その声の主の2人は争うようにわれ先に土間から部屋の中へと上がり込んでくる。
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演題:位相・相対位相
品の良さそうなご隠居が火鉢にあたりながら、キセルを吸っている。静かだった表の方が急に騒がしくなると、一人の男が飛び込んでくる。
熊さん:ご隠居さん、ご隠居さん。そうたいいそうって何ですかね
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演題:基本近傍系・開基
向こうから砂煙をあげながら桶のぶら下がった天秤棒を肩に担いで男が一人、威勢よく走ってくる。
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演題:連続写像
定吉の友達の与太郎は今日も寺子屋の講義中にスヤスヤ.・・・・落ちは「これで枕を高くして眠れる」の予定。
演題:連結・弧状連結
夫婦喧嘩をして,長屋で住居内別居を始める定吉の両親.自分の生活空間(近傍)を主張してすったもんだがある。・・・・落ちは「子(弧)はかすがい」の予定。
演題:コンパクト
定吉は寺子屋の図書館で勉強していて辺りはすっかり暗くなって星が輝いている。家のそばまで来ると誰かが屋根の上で竹ぼうきを空に向かって振り回している。よく目を凝らして見ると自分の父親だ。
・・・・落ちは「ものが星だけにお流れとなりました」の予定。

実際に使ったときの学生さんの反応は面白がってくれる学生さんが若干名いたというところでしょうか。

長屋横丁の位相空間論は落語の世界を意識して作ったのですが、学生さんは落語はよく知らないようでご隠居さんが出てくると水戸黄門を連想するらしいです。      
ということで実は、サザエさん、ドラえもん、おじゃる丸のバージョンもこしらえたんですがいくらなんでもここに載せるわけには....