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例
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余談: 代数体の自己同型としてのFrobenius写像etc
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素数全体に渡るはなしと積公式
Contents
アバウトな話
をアーベル拡大とします。 ここに書いておきたいのは、次のような話です。 (
上でなく、一般の代数体上の話ても、 あんまり変わらないが、とりあえずこうする。)
不分岐な素数
に対して 「
で一回まわる」
が定義される。
分岐する素数
では 「中途半端にまわる」ことがある。 これらを全部記述できるのが局所類体論。
の元は どの
で何回まわるか(中途半端にまわる場合も含む) で記述できる。それを記述するのがイデール群の元である。
はアーベル群なので、回った順序は気にしなくて良い。
積公式は「回った様子」から Galois 群を得るときの関係式を与える。
全部ひっくるめて、
の様子を記述するのが、 Artin の相互法則。