が可換な場合、すなわち、
![% latex2html id marker 4331
$\displaystyle [A(t), A(s)]=0 \qquad ($](img211.png)
$t,s$ の有理式として
の場合を考えましょう。両辺を微分することにより、
の微分たちもそれぞれ可換であることがわかります。
この場合の話は、本質的には
の話の繰り返しになります。
Jacobson の公式により、
で、
-curvature は
です。
にたいして、
でのpole の位数を考えると、
は
で pole を持ったとしてもたかだか 1位であるということがわかります。
さらに、
において

($c$ で正則な部分)
と書くと、

($c$ で正則な部分)
となって、結局
でなければならないことがわかります。
これは
の最小多項式が
の約数でなければ
ならないことを意味しますから、
の固有値は
の元で、
なおかつ
は対角か可能であることがわかります。
は全て可換ですから、これらを
同時対角化することができます。けっきょく、最初に述べたとおり、
これは
の場合の直和と同型であるという結論が出るわけです。