一般の場合も、各点
で考えて得られる結論は変わりません。
ただし詳細はわずかに異なるので、
念のためここに書いてみます。
にたいして、
と分解してみます。
の部分がなければ話は可換の場合になるので、
なら、
「
」 ならば、
なのでした。
Jacobson の公式により、
積分の掛かる項はすべて
位以下のpoleですから、
結局、
になるためには
で、
でなければならないことがわかります。
これは
の最小多項式が
の約数でなければ
ならないことを意味しますから、
の固有値は
の元で、
なおかつ
は対角か可能であることがわかります。
まとめると:
命題 9.2
ほとんどすべての
にたいして、
となると仮定すると、
は一位の pole しかもたず、なおかつそれぞれの pole での residue は
有理数である。