$ p$ 乗の和(可換な場合)

$ a,b$ が可換ならば、バラバラと展開して、 $ (a+b)^3=a^3+3 a^2 b+3 a b^2 +b^3$ という式が成り立つのでした。もしこれが $ \mathbb{F}_3$ 上の話なら、 右辺の間の項は全て消えて、

$\displaystyle (a+b)^3=a^3+b^3$    ($ \mathbb{F}_3$ 上の環の可換な元 $a,b$ について)

がなりたちます。この節の内容はその一般化です。



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